クロコーチやルーザーの作者、コウノコウジ氏が描く映画のようなヤクザマンガLOST DRIVE(ロストドライブ)。
ヤクザマンガを見ているというよりは、短編の映画を見ているような雰囲気。
そんなLOST DRIVE紹介します。
LOST DRIVE
2019年1月に発売されたのがこのLOST DRIVE。本日新刊「ロストドライブ」発売!短編「獣人」と「ウォール」も掲載されています。よろしくお願いします。 pic.twitter.com/GR47KfRlMo
— コウノコウジ KojiKono (@KOJIKONO) 2019年1月30日
組長の名により、組の金を持って消えた会計士を追う無表情な日本人の男・アニキ。
そんなアニキを慕うフィリピン人とのハーフの舎弟・拓哉。
会計士を追う途中、ある事件で行動をともにするようになった、スターになる夢に破れたアメリカ人女性。
それぞれが自分の過去にコンプレックスを抱きながら物語は進んでいきます。
凝った設定や奇抜なキャラクター設定、幾重にも張り巡らされた伏線の数々・・・。
なんてのは一切ありません。
むしろ内容は至ってチープ。
全4話からなるシンプルなストーリーが、流れるように進んでいきます。
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無口で無表情な主人公
あまりにもシンプルなストーリーの中で、唯一際立っている設定といえば無口で無表情な主人公。というかこの主人公の設定を活かすために他はできるだけシンプルにしているようにも思えます。
周囲の人間からは沈着冷静、表情を一切変えず仕事を遂行する姿はクールと讃えられるも本人の心情とは全く別の評価。
口にだすのは一言二言に留まるのに、心の中ではまぁおしゃべり。
傷を負えば心の中で痛がり、至らない舎弟には心の中でイライラ。
会計士を捕まえることができなかった時の組でのポジションを危ぶんでみたりと、無表情さとは裏腹に忙しい男です。
内心テンパって起こした暴力沙汰を「ヤクザは面子だ」なんてセリフで片付けちゃうんだから、ヤクザマンガというよりもはやコントですよ。
このマンガを評してこんな記事があります。
言い得て妙ってやつですね。主人公がほとんど内面を語らない北野武型と、主人公たちがたえずくだらない話を垂れ流しつづけるタランティーノ型の中間というか、折衷というか、総合というか、そんな感じになっているのです。
引用:幻冬舎plus
ぼんやりと読み進めていき、物語の終わり間際の「あ、そんなオチなの!?」となった瞬間、映画を1本見終わったような満足感がありました。
読み終えたとき、なんとなくヴィンセント・ギャロのBUFFALO 69を思い出しました。
雑な説明だけど、そんな映画のようなマンガです。

単行本1巻で読み終えるので、サクッと読める上に良い余韻を残してくれます。
単行本には他に過去に発表した短編が入ってますが、そちらもいい味出してます。
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おわりに
このマンガ、オモシロイんですが気になるのはマンガを紹介する煽り文句。新感覚USAヤクザストーリー!なんて銘打たれていますが、USAヤクザストーリーってなんだよってなります。
最終的にドンパチする相手に全然アメリカ人絡んでこないし。
でもオモシロイです。