日頃スーパーで見かける食料品や調味料、香辛料なども過剰摂取で思わぬ事故につながることも。
香辛料のナツメグも、摂取しすぎると卒倒する可能性も・・・。
ナツメグ
原産地はインドネシアのバンダ諸島。樹高20メートルほどに達する常緑樹で、コレになるすももや杏に似た果実の種子の仁から作られるのが香辛料として知られるナツメグです。

ハンバーグに使ったりお菓子につかったりと、料理をする人にはポピュラーな香辛料ですよね。
スーパーでも簡単に手に入るので、まさかこのナツメグで中毒症状が起こるなんて思わないですよね〜。
日本中毒情報センターから発表されている情報では1日に茶匙9杯(5〜15g)で中毒症状が出てくるとか。
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ナツメグで卒倒
いくらナツメグの過剰摂取で中毒症状が出るとはいえ、香辛料なんてそんなに大量に使わんでしょ〜なんて思っていたら、本当に中毒症状を引き起こした夫婦がいるようで。ツイッターではこんなツイートが注目を集めています。
友人が脂汗垂らしながら卒倒して救急車で病院に担ぎ込まれたらしく、何が有ったのかと思っていたんですよ。
— 良治堂馬琴(タッパたん) (@tomato_shoukai) 2019年2月27日
原因が
『最近結婚した嫁がナツメグ一瓶ブチ込んだ劇薬手作りハンバーグを錬成しそれを食した』
と聞き、遠い目をして友人の快癒を祈っている今。
因みにその嫁も倒れて病院行きだそうです。
お〜なんとも恐ろしい!
あれだけ香りの強い香辛料なんだから1瓶も使うことなんてないだろうと思いきや、知らずに使ってしまう人はいるようです。
ナツメグは色々な食品メーカーから出ていますが、SBでもハウスでも1瓶15gで販売されています。
これを1瓶ということは中毒症状に一直線ということですね。
ちなみにこのツイートで中毒症状を発症した夫婦は無事なようです。
ハンバーグが最後の晩餐になるところでしたね〜。あ、経過報告。
— 良治堂馬琴(タッパたん) (@tomato_shoukai) 2019年2月28日
友人夫妻は二人共に意識有り、命に別状無しです。
嫁さんの方が若干症状は重いそうですが。
ナツメグ使ったハンバーグ作るの初めてで、レシピ見ても『ナツメグ:適量』しか書いてなかったから入れ過ぎてしまったと。
匂いがきついのも『こういう料理なのだろう』と思ったそうです。
中毒症状
ナツメグを大量摂取で中毒症状ということなのですが、どんな症状がでてくるんでしょう?日本中毒情報センターから出ている症状の内容は以下のとおりです。
ナツメグの中毒症状
- 循環器系:頻脈、胸部圧迫痛、低血圧、ショック
- 呼吸器系:早く不規則な呼吸
- 神経系:中枢神経刺激症状(めまい、興奮、幻覚、多幸感、四肢脱力感)
- その他:口腔内感想、嘔吐、縮瞳
もう気持ち悪いはめまいはするは幻覚は出てくるわと、かなりの中毒症状を引き起こすんですね〜。
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処置
万が一、ナツメグを大量摂取した場合、自宅でできる対処方法は催吐(さいと)です。催吐は、嘔吐を誘発させて胃の内容物を吐かせること
でもこれって自分じゃなかなか難しそうですよね〜。
催吐薬というのもあるようですが、まず市販ではないでしょうし。
誤ってナツメグを過剰摂取した場合はすぐに病院に行くなり、救急車を呼ぶなりの対処がいいですね。
おわりに
香辛料なんて多量に使用することはまずないので、料理に不慣れな方は、作る前に一度調べてみるといいですね〜。怖や怖や。