万博開催が決定すると飛び交っている話題が万博による経済効果。
とてつもない額が動くわけですが、今までの万博の経済効果ってどれくらいだったんだろう?
気になったので調べました。
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経済効果
そもそも経済効果ってなんだ?
よく耳にしますよね、経済効果。なんとなく大きいお金が動いていい感じだぞ〜なんて感じで認識していましたが、こういうことです。
例えば、ゆるキャラの経済効果を考える場合はこんな感じです。
例えば・・・
今回の万博でいうと、2025年の大阪万博が日本の経済に及ぼす好影響、ですね。ゆるキャラAを利用したアイテムや食品など、ゆるキャラAを使用した関連商品の売上が対象です。
仮に2018年のゆるキャラAの関連商品の売上高は300億円とします。そうすると、ゆるキャラの人気を300億円以上という具体的な数値で表すことができ、より客観的に注目度の高さを計ることができます。
万博事態は勿論、大阪の周辺地域の飲食店が賑わったり、ホテルの稼働率が上がったりというのも万博の経済効果に含まれますね。
2025年 大阪万博の経済効果試算は?
2016年頃の大阪万博の経済効果の試算は6兆円と言われていましたが、2018年のニュースを見る限り経済効果は2兆円ほど。2兆円ほどってサラッと書きましたがかなり大きな金額です。
万博一つでここまで大きなお金が動くわけですから、それはもう誘致に対して躍起になりますよね。
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今までの万博の経済効果はどれくらい?
こんなに何度も万博をしている日本が、2025年の万博を狙ったわけですから、今までの万博もさぞ経済効果があったのだろうと思い、下世話な気持ちで調べました。1970年 大阪万博の経済効果はどのくらい?
『こんにちは こんにちは 世界の国から』のあのテーマソングがとても印象的な1970年の大阪万博。この万博は183日間開催され、動員数は64,218,770人。
当時の日本の人口が1億人ちょっとであったのに対して6000万人以上というのは、国民の6割以上が万博に行った計算ですね。
驚異的な数字!!
この時の経済効果は約5兆円。
これは現在の価格に合わせた金額ですが、莫大な経済効果をもたらしたんですね。
1970年だとまだマクドナルドが日本にない時代。
※マクドナルドは1971年に銀座にオープン
そんな時代にこんな経済効果をもたらしていたんですね。
ちなみに、この大阪万博は万博史上初めて黒字の万博でした。
2005年 愛知万博の経済効果はどのくらい?
2000年代の万博として覚えている方も多いはず。通称『愛・地球博』。
この万博は185日間開催され、動員数は22,049,544人。
経済効果はなんと7.7兆円。 ※関連交通基盤から広域幹線道路、空港等を除外した場合の推計値は約2.7億円
1970年の大阪万博で驚いちゃいましたが、コチラは更にすごい!
モリゾーとキッコロしか覚えていませんでしたが、実はこんなにも経済効果をもたらしていたんですね。
万博開催の開催費用はどのくらい?
莫大な経済効果をもたらしますが、この万博の開催にそもそもどれくらいの費用がかかるのでしょう。今回の大阪万博において、建設費等は1,250億円くらいかかると言われています。
この費用は国・大阪府・経済界で均等に捻出なので、それぞれが約416億円の負担が必要です。
建設費とは別に、開催してからの運営費が約820億円。
運営費は入場料で賄う試算のようです。
建物などの建設費はわかりましたが、夢洲に向かう道路などはどうなんでしょう?
未整備な人工島のため、地下鉄の延伸や、渋滞対策のための道路拡幅など関連事業費730億円。
しかもこの費用は原則的に自治体の負担。
恐ろしい数字ですね。
現時点で建設費の416億円と道路関係の費用で730億円。
合計1,116億円を大阪で負担する試算ですが、どうやって費用を捻出するんだろうな〜と。
不安材料
さらに、現時点の不安材料として夢洲まで向かう橋の本数が足りていないんじゃないかという話もあります。期間中2,800万人の来場者を見込んでいますが、そうすると1日15万人を移動させるための橋が足りていないと。
現在架かっている夢舞大橋と同規模の橋を架けるには70〜100億円かかる見込みで、この費用は誰が負担するんでしょう?
怖いですね〜。
しかも万博終了後の跡地はちゃんと再利用されるんでしょうか。
結局、どうしようもない施設ができて税金でなんとか維持します〜なんてことにはならないといいですね。
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おわりに
大阪万博自体は非常に楽しみですが、建設費等のお金はどうすんだろな〜ってのが考えものですね。早くテーマソング決まればいいな〜なんて思いながらこんな記事も書きましたので、興味があればどうぞ。