
進化し続けるプラネタリム…歴史を変えた立役者に密着取材!と銘打った番組に先駆けて、大平貴之さんについて紹介します。
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プラネタリウムクリエイター・大平貴之
幼少期〜大学生時代
1970年3月11日生まれ。小学生の頃からプラネタリウム制作を開始。
10歳のときに雑誌の付録についていたピンホール式のプラネタリウムを作るが、思ったほど星がキレイではなかった、という理由で自身でプラネタリウムの改良に励む。
高校では物理天文班に所属、卒業後は日本大学理工学部で機械工学を学ぶ。
在学中、電気機器の会社でアルバイトをしながらプラネタリウム制作に没頭。
制作費250万をかけた『アストロライナー』を大学の文化祭で発表。
ソニー入社
1996年にソニー入社。ソニーで働きながら、個人で移動式プラネタリウム『メガスター』を完成させる。
2000年にはソニーでのプラネタリウムの事業化が検討されるが、プラネタリウムの製作技術を持ち合わせていた人間が大平氏のみであったため、事業は頓挫。
2003年にソニー退社。
有限会社大平技研設立〜現在
2005年に有限会社大平技研設立。セガと共同開発をした『HOMESTAR』が世界で100万個を超える大ヒット。以降、業務用超小型プラネタリウム『MEGASTAR-Jr.』超小型プラネタリウ『MEGASTAR CLASS』等、様々な機種の設計、開発を手がける。
更に、これらのプラネタリウムを使用したイベントなどを積極的に行う。
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大平貴之さんのプラネタリウムは何がすごい??
精巧な星空を再現
大平さんが手がけたプラネタリウムは、従来のプラネタリウムが6等級までの再現であったのに対して、11等級までの星の投影を可能にしました。等級が1等級違うだけで、明るさが約2.5倍違うということなので、かなり微細な光の星の再現まで可能にしたんですね。
1998年に国際プラネタリウム協会で発表したメガスターはプラネタリウムの世界に革命を起こしました。
これがプラネタリウムの革命児と呼ばれる所以ですね。
大平さんが手がけている家庭用プラネタリウムの記事はコチラからどうぞ!
大平貴之が手がけた家庭用プラネタリウム・ホームスターはいくら??
コンパクトで持ち運び可能なプラネタリウム
大平さんが発表したメガスターは、今まで常設するプラネタリウムが常識だった時代にコンパクトで持ち運び可能にしました。これにより、常設施設のみならず、イベンド用のエアドーム、ライブ会場、美術館、結婚式場など様々な場面で使用できるようにしました。
コラボレーションライブ
コンパクトで持ち運び可能なプラネタリウムを使用した、アーティストとのコラボライブを今までに行っていますね。ユーミンやkiroro、BUMP OF CHICKEN等、有名アーティストのライブを星空で飾りました。
バンプのライブは2005年の万博『愛・地球博』で行われ、200人完全招待制のライブは大きな注目を集めましたね。
2035年の大阪万博はコチラ
ただ星空を眺めるだけであったプラネタリウムに、よりエンターテイメント性を高めた大平さん、偉大ですね。
情熱大陸放送終了後 12/3追記
非常に面白い放送でした。冒頭の洞窟でのプラネタリウムの様子や制作現場の撮影等、見入ってしました。
終盤に出てきたドームでの世界初・世界一のプラネタリムの今後も気になりますね。
放送終了後、あの素晴らしいプラネタリウムの様子に魅入られた人が多数いたようで、HPはつながらない状態になっていました。

あの星空を見たら興味が湧いてきますよね。
大平さんが手がけた家庭用プラネタリウムを買おうか迷っちゃいますね。
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おわりに
今まで大平さんのドラマが制作されたり、CMやバラエティ番組に出演したりと、意外とメディアに露出してるんですね〜。『どうやったら見る人を驚かせられるか?』を常に意識しているという大平さん、今後の活動が楽しみですね。
大平さんが手がけるプラネタリウムが自分たちの住む街にやってきたら嬉しいですよね。
そんな日を楽しみにします♪